食品工場の低温空調・換気システム導入

株式会社サイゼリヤ 様

国内外に1,000を超えるイタリア料理チェーン店を展開。「日々の価値ある食事の提案と挑戦」を経営理念に、川上(産地)から川下(店舗)まで一貫して品質管理を行う製造直販システムを作り上げることによって、品質とリーズナブルな価格の両立を実現しています。

 

低温空調・換気システム導入で年間エネルギー効率20%アップ

概要

加熱食品の生産、物流、保存・管理といった多機能を持つ新工場を常に衛生的な環境に保つため、トレインのルーフトップ型エアコンをご採用いただきました。室内を10℃前後という食品管理に最適な低温に保つとともに、外気冷房を利用することでエネルギー効率の改善も実現されました。

課題と背景

株式会社サイゼリヤ様 千葉新工場は、スープやソースなどの加熱食品の生産と、製造品や仕入れ品を東日本地区の各店舗に配送する物流、そして世界中から調達した食材を保存・管理する自動倉庫を併設したもので、食品の安全性に考慮した室内環境を常に保つ必要がありました。

問題点

(1) 一般のパッケージ型空調機だけでは、新鮮な外気を取り入れながら10℃前後での室内温度を保つことには限界があった

(2) コストパフォーマンスにも優れた空調設備とすることが重要

 

提案内容と導入効果

 

  • 外気処理用にルーフトップ型エアコンを採用し、外気導入部には熱交換器を設置することで、夏季のエネルギー効率を22%向上
  • 中間期や冬季の外気冷房が可能となり、年間を通してのエネルギー効率も20%向上
  • このシステムに他社製のユニットクーラを併設することで、新鮮な外気を取り入れながら、低温での室内環境を実現する事が可能となった

システム構成

  • トレイン製 ルーフトップ型エアコン オールフレッシュ(外調機)タイプ
  • 熱交換器
  • ユニットクーラー