【導入事例】米国刑務所におけるルーフトップ型エアコン、制御システム「Tracer SC」導入事例

トレインのルーフトップ型エアコンは、飲食店・厨房、遊技場、スーパーマーケット、ホームセンター、シネマ、工場など、大空間のある建物の空調に最適なパッケージエアコンです。今回は、このルーフトップ型エアコンの米国刑務所における導入事例をご紹介します。

米ケンタッキー州「ホプキンス郡刑務所」で起きた課題

400人以上の収容が可能な郡刑務所で、ルーフトップ型エアコンのガスヒートエクスチェンジャーに腐食箇所が発見されました。施設管理者がこの異常に気付いたときには、すでに刑務所の職員と収容者の安全性に、深刻な問題が生じる可能性がありました。このままではエアコンから刑務所内にCO2が侵入し、収容者の健康状態に悪影響を及ぼすリスクがあったため、限られた時間の中で直ちにこの深刻な状況を解決するための対策を実施しました。それと同時に、省エネ、制御システム、通信システムの改善も図りました。

導入されたソリューション

 

1)  トレイン製ルーフトップ型エアコンの導入で信頼性、快適性を高めつつ省エネを実現

23台のルーフトップ型エアコン「ボイジャー」を導入し、信頼性、快適性の向上とともにダウンタイムの削減を実現しました。業界をリードする高効率と3段階冷却で、刑務所の冷房負荷に十分対応しつつ省エネを実現。さらにMERV(*) 8、MERV 13のフィルタにより、空気内の異物を除去し、室内(刑務所内)の空気質の向上も果たしました。

*MERV(Minimum Efficiency Reporting Value):フィルタの性能を表すために用いられる定義

業務用エアコン

2)  制御システムと無線通信システムの導入で施設運営が最適化

エネルギーメーターから収集されたデータを使用して、照明、水、エネルギーのベースライン消費量を決定し、ピーク使用時間を特定することで、施設運営の最適化が可能になりました。

刑務所の制御システムは、スタンドアロンのワークステーションから、WEB通信が可能なトレイン製BAS (ビルディング・オートメーション・システム)「Tracer™ SC」にアップグレードされました。施設管理者は時間、場所を選ばずにモバイル端末等からアクセスし、日々の業務、スケジューリング、トラブルシューティング、アラーム管理、データ分析が可能となりました。また、万一障害が発生しても自己修復可能なトレインのAir-Fi™メッシュネットワークを導入し、通信ダウンの回避を実現しました。

 

3) サービスプロフェッショナルにより最高の性能を発揮

トレインのサービスエンジニアが、常に設備が最適な状態での運転を可能とするサービスを提供しています。これにより、トラブルシューティングにかかるコスト削減と共に、職員が日常業務へ集中して取り組むことができるメリットも生み出しています。

トレインのビルディングパフォーマンスは、ホプキンス郡刑務所の測定基準を用いて運転データの収集を行い、省エネ、運転コスト削減、製品寿命の延長を実現しました。また、トレインのアクティブモニタリングは24時間365日、常にアラームや設備の状態を監視し、正確な分析に基づき迅速な対策を可能とします。

導入成果

● エアコン23台の設置はわずか2週間という短い工期で実施されました。このことで、職員と収容員の快適性を保ちながら、メンテナンスコストとダウンタイムの短縮の実現に寄与することができました。

● WEBベースBAS「Tracer™ SC」をAir-Fi無線システムに接続したことで、システムの通信品質の向上、システムへのアクセスなどの利便性の向上につながりました。これにより、設備管理、運転業務、エネルギー管理の合理化を実現しました。

● システム性能を常に最適な状態での運転を可能とし、コスト削減を達成しました。

ホプキンス郡刑務所職員たちの声

「省エネとダウンタイムの大幅な削減や、私のスマートフォンでシステムへいつでもアクセスでき、大いに満足しています。」

「トレインがサービス、メンテナンスをすべて責任持って行ってくれているため、私たちは空調のことは気にする必要がありません。トレインは常に最善を尽くしてくれるので、私たちはホプキンス郡の市民へサービスを提供することに専念できます」

このように、トレインのルーフトップ型エアコンとTracer™ SCによるソリューションは、ホプキンス郡刑務所のリスクを回避すると同時に、省エネ、制御システム、通信システムのアップグレード、改善を実現し、ランニングコスト削減にも寄与しました。