【導入事例】メルセデス・ベンツUSAの冷凍機交換

世界の自動車トップブランド“メルセデス・ベンツ”の北米本社において採用されたトレインのターボ冷凍機と制御システムは、省エネ効果、システム全体の信頼性及び従業員の快適性向上など、さまざまな効果をもたらしています。

常に従業員にとってベストな環境づくりを目指すメルセデス・ベンツ

1世紀以上にわたり、卓越した技術力と先進的なデザイン、多くの革新的なイノベーションで自動車業界をリードしてきたメルセデス・ベンツ。あらゆるものに最高を求める姿勢は、1965年に米国に設立されたメルセデス・ベンツUSA(以下MBUSA)にも受け継がれ、職場環境にも活かされています。MBUSAは、かつてフォーチューン誌の「働きがいのある会社ベスト100」ランクイン実績の通り、従業員が潜在能力をフルに発揮し、前向きに仕事に取り組むことができる職場づくりを目標としていました。

MBUSAで起きた冷凍機の不具合

ある時3階建て北米本社の冷凍機に不具合が発生。従業員の快適性を損なわないための一時的措置として、即座に臨時の冷凍機1台をレンタルしました。交換にあたり施設マネージャーが求めたのは、信頼性と耐久性、そして高効率を同時に実現する技術と、冷凍機のレンタル代を最小限に抑えるための迅速な対応でした。

トレインの冷凍機を採用

メルセデス・ベンツは、30年に渡る実績に基づき、トレインを今回の冷凍機交換ターンキープロジェクトのパートナーに指名。そして、トレイン、MBUSA、エンジニアリング会社、エンジニアが集い、MBUSAの購買指針と、“工事中に従業員の仕事に支障をきたさない”という要件に合致したプロジェクト計画の詳細が立案されました。

導入して得られた3つの効果

 

1. 信頼性と効率の向上

トレインのターボ冷凍機のローターシャフトは、航空機にも使用される最高クラスのベアリング2個で支えられ、業界で最も信頼性が高く、高効率な性能を有しています。冷凍機の他に、熱交換器と可変流量ポンプ、冷却塔も交換、さらに、換気システムもASHRAE(*) 15安全規格に合致するよう、新たに見直されました。

  *ASHRAE:アメリカ暖房冷凍空調学会

2. 省エネとコスト削減

インバータ化により、高効率の維持、モーター耐久性の向上、負荷とモーター速度を常に監視できるようになりました。また冷却水ポンプを定格流量ポンプから可変流量ポンプに変更し運転コストの削減を実現。さらに冷却塔の固定速ファンをインバーターファンへ変更したことも、システム効率の向上に寄与しました。

3. 性能の最適化と快適性の両立

システム全体の制御にはトレインのBAS「トレーサー・サミット・チラー・プラント・マネージャー」が採用されました。専用ワークステーションによる施設の統合制御が可能で、アラームへの対応、トレンドデータやレポートの確認、各機器の制御、設定値の変更など、このシステムで設備管理者は日常業務を行えます。さらに、ターボ冷凍機の運転条件を任意に設定変更することで、エネルギー消費量の削減も可能になりました。

ターボ冷凍機

設備更新・システム導入の成果

● ニュージャージー州からスマート・ビルディング・エネルギー・リベートとして78,000ドルを受領

● 更新直後に顕著なエネルギー消費量の低下

● システム全体の信頼性と従業員の快適性が向上

お客様の声

MBUSAの設備管理スーパーバイザーであるデビッド・リー氏は、今回のトレインのターボ冷凍機と制御システム導入について次のように語っています。

「新システムは、完璧に同社のビル管理システムに統合、自動化されたため、いつでも即座に設備の運転状況を把握することができます。40年経ったビルの設備改修ではありましたが、プロジェクト全体が期待どおり非常に円滑に進められました。これはトレインがこれまで積んできた経験とノウハウがもたらした結果だと思います。」