スマート空調衛生システム展(MACS2017)出展レポート

2017年3月28日(火)~30日(木)東京ビッグサイトで開催された「MACS2017 第13回スマート空調衛生システム展」は盛況のうちに終了いたしました。ご来場くださいました皆様には改めて御礼申し上げます。

本展示会の出展内容を、写真と展示パネル抜粋、及びご来場者様の反応をご紹介します。

開催概要

ノンフロン冷媒採用ターボ冷凍機に高い関心

弊社ブースの展示メインとして「ノンフロン冷媒R-514A採用ターボ冷凍機」の実機の展示を行いました。低圧冷媒を使用しているターボ冷凍機の特徴の一つである「分割納入」をイメージしていただくため、コンプレッサと熱交換器を分割した状態で展示。本展示会においてR-514A採用ターボ冷凍機を発表したことで、同じくノンフロン冷媒R-1233zd採用Eシリーズと合わせ、200~4,000冷凍トンの全容領域でノンフロンターボ冷凍機をご提案可能となりました。

ご来場者様からの反応

普段あまり目にすることのない、ターボ冷凍機を間近に見て、実際の容量とサイズを確認していただけたことから、多くのご来場者様に関心を寄せていただきました。また、設備の低GWP化をご検討中のお客様を中心に、実際の導入に向けた詳細なご質問を多数いただきました。

ノンフロン冷媒R-514A採用ターボ冷凍機

ブース内プレゼンテーション

「ノンフロン冷媒で超低環境負荷」と題し下記をご説明しました。

  • ターボ冷凍機に使用されている主な冷媒
  • 次世代冷媒の特徴
  • 高圧ガス保安法で高圧冷媒採用ターボ冷凍機に求められる対応
  • 「特定不活性ガス」とされたA2L(微燃性)冷媒を使用した設備に求められる対応
  • トレインが採用したノンフロン冷媒の特徴

 

ご来場者様からの反応

ノンフロン冷媒は環境へのインパクトが極めて低いことだけでなく、トレインの選択したノンフロン冷媒が「フロン排出抑制法」の適用外であり、「高圧ガス保安法」で微燃性冷媒に求められる対応が不要であることに関心をお寄せいただきました。

遠隔監視デモ

トレインの省エネソリューションと、制御システム「Tracer(トレーサー)」が実際に使用されている国内・国外のサイトを、パソコン、iPadを用いて遠隔監視しているデモ展示を行いました。

ご来場者様からの反応

制御システムの分かりやすい画面構成・操作性に、多くの方から高い関心を寄せていただきました。中には、本制御システムを、展示されているターボ冷凍機を含めた設備の監視システムとして導入を検討するという方もいらっしゃいました。

数々の賞を受賞している、シンガポールにおける最新省エネ制御事例

シンガポールにおける省エネ事例

情報コーナー

冷媒関連情報として「フロン排出抑制法」「MOP28(キガリ改正)」などの冷媒規制、また、冷媒メーカー2社の協力を得て最新の低GWP次世代冷媒情報を展示。また、補助金を活用した納入実績や、国内外のノンフロンターボ冷凍機の納入実績のご紹介も行いました。

ご来場者様からの反応

冷媒メーカー2社の次世代冷媒をまとめたパネルは、多くのご来場者様に高い関心をいただき、パネルの写真を撮られる方も多くいらっしゃいました。また、国内有数のメーカーで使用されているトレイン製品の実績について、詳しい製品仕様や採用の経緯などに関する質問を多くお寄せいただきました。

 

 

 

 

 

総評~展示会を終えて

今回の展示を持って発売となったノンフロン冷媒R-514A採用ターボ冷凍機には、ご来場者様はもとより、出展されている設備工事会社様からも高いご関心をお寄せいただき、多くのご質問、ご相談をいただきました。「フロン排出抑制法」、「MOP28」、A2L(微燃性)冷媒のガイドラインが制定されたことなどにより、ユーザーのノンフロン冷媒、低GWP冷媒への関心が急速に高まっていることを実感いたしました。

ターボ冷凍機のマーケットリーダーとして、これらのお客様のご要望に今後もお応えしていくために、製品・サービスの質向上へ向け、更なる企業努力をしてまいります。

本展示会へのご来場が叶わなかった方、ご不明な点がある方、ご来場くださりもっとよく知りたい点があるなど、ぜひお気軽にお問い合わせください。