Trane® Trends:建物の新たな優先順位への適応

トレイン・トレンドでは、コロナ禍におけるトレイン独自のユニークな洞察力、アイデア、経験を紹介しています。

トレインの従業員一人一人が、キャリアや人生経験という個人的なレンズを通して、業界を見ています。それが私たちをより強くするのです。

 

昨今、お客さまとお話していると、今までとは違う考え方を求められていることがよくわかります。私たちの製品やサービスも、こうした新たな課題や機会に対応できるように変化していかなければなりません。かつてはエネルギー効率の追求こそが終わりのない課題と思われましたが、現在では室内空気質とエネルギー効率のバランスをとることが求められており、この目標を達成するためにコネクティビティ(接続性)が大きな役割を果たします。余分な外気を調整するためのコストをどのように相殺するかも重要です。

 

トレインは、リモートアクセスやデータ分析のための接続性を早くから採用してきました。この機能により、お客さまの新たな期待に迅速に対応することができます。場合によっては、この接続性によって、お客さまやサービスチームの現場での作業から、遠隔地での作業に移行することができました。また、分析、レポート、リモートアクセスを利用して、お客さまがリモートで作業しながら生産性を維持できる領域を特定したり、準備を整えて建物を再開できるように支援したりすることもできました。

 

今では、この変化が長期的に影響を及ぼすことは明らかです。少なくとも、この種のパンデミックが再び発生した場合、社会はリスク軽減の必要性をより強く認識するようになるでしょう。このような経験は、すべての産業において、接続性、リモートアクセス、およびそれに対応するサイバーセキュリティのベストプラクティスを加速させるでしょう。

 

正常な状態に戻ったときに、起こった変化のうちどれだけのものが生き残っているかを正確に判断するのは時期尚早ですが、当面は元に戻らない形で世界が変化していることは明らかです。新しい日常は、単にカレンダーを元に戻すのではなく、変化したものの長所と、これまでの長所を組み合わせたものになるでしょう。