平成29年度(2017)フロン排出抑制法に基づく業務用冷凍空調機器からのフロン類充填量及び回収量等の集計結果

2015年4月に施行されたフロン排出抑制法に基づき、第一種フロン類充填回収業者は、前年度にフロン類を充填、回収、再生した量、第一種フロン類再生業者やフロン類破壊業者に引き渡した量等を毎年度報告することが義務付けられています。

2018年(平成30年)10月25日に環境省から発表された、それらの報告の集計結果について概略をまとめます。

【過去のフロン類算定漏えい量の集計結果】 

 

1. 背景

2015年4月1日に施行されたフロン排出抑制法では、次の5つの取組みが求められています。

(1)フロン製造業者等の取組み

(2)指定製品製造業者等の取組み

(3)第一種特定製品の管理者の取組み

(4)第一種フロン類充填回収業者の取組み

(5)再生・破壊業者の取組み

今回報告された内容は、上記(4)の第1種フロン類充填回収業者の取組みとして、その報告内容が環境省から発表されました。

第1種フロン類充填回収業者とは、「業務用冷凍空調機器への冷媒フロン類の充填や、業務用冷凍空調機器からの冷媒フロン類の回収をするため都道府県知事に登録している者」を指します。業務用冷凍空調機器は廃棄時と整備時に、冷媒として使用されるフロン類の回収が義務付けられています。また設置時、整備時において、フロン類の排出抑制を図る目的で、充填が適正に行われるよう必要な措置を講じなければならないとされています。

今回の報告のうち、平成29年度のフロン類の充填量と回収量等を取りまとめたものを抜粋してご紹介します。

2. 平成29年度のフロン類充填量及び回収量等について

第一種フロン類充填業者による充填量及び回収量等(抜粋)

フロン類であるHFC、HCFC、CFCの充填量・回収量の台数と冷媒量を前年度と比較し、数値とグラフに表します。

  • HFC    :ハイドロフルオロカーボン
  • HCFC :ハイドロクロロフルオロカーボン
  • CFC    :クロロフルオロカーボン
フロン類の充填・回収の台数と冷媒量比較

3.フロン排出抑制法に基づく廃棄時のフロン類回収量、回収率等の推移

下記は、平成14年度から平成29年度までのフロン排出抑制法に基づく廃棄時のフロン類回収量、回収率等の推移を表したグラフです。

フロン排出抑制法に基づくフロン類回収量等の推移

平成29年度における廃棄時のフロン類回収率は推計値で約38%となり、前年度の約39%より1%減となりました。

上記のグラフの推移において、一定の向上はみられるものの、10年以上3割台で低迷していることから、その要因と対策について、現在進行中であるフロン類対策のフォローアップの中で、調査・分析が進められています。

4.まとめ

平成29年度のフロン排出抑制法に基づく業務用冷凍空調機器からのフロン類充填量及び回収量等の集計結果について、その概要データを抜粋してご紹介しました。

環境省は今後、フロン類使用製品のノンフロン・低GWP化、業務用冷凍空調機器の使用時漏えい防止等、フロン類の更なる排出抑制を進めていく旨を述べています。

 

【参考】

 

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